授業中の指名の種類と使い分け 挙手を増やす方法

学級経営

授業中には、たくさん指名する時があります。実は、その種類はたくさんあり、どれが良いという訳でもなく、それぞれに使い方・良さがあります。

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1.挙手指名

一般的に一番よく使われる指名の仕方ですね。しかし、これだけではいけません。

これは、子ども達の理解度をはかるのに使用します。例えば、前時の復習や本時のまとめなどに、学習内容を振り返るのに使います。その時に挙げて無い子には周りの子に教えてもらって全員が手を挙げられれば最高です。

もしほとんど挙がらなければ、授業の反省をしながらもう一度ポイントを確認しないといけませんね。

 

2.自由発言

目標はこの自由発言です。教師の発問に対して、発言したい人が周りを見ながら立ち発表します。

 

しかし、いきなり取り入れるのは難しいです。この自由発言をするためには、居心地の良い、何でも言える学級経営が必要です。

まずは、発表したい人がその場に立ち、教師が理由をつけて指名すると、子ども達は誰が発表すればいいのか、だんだんとわかってきます。

3.意図的指名

これが完璧に使いこなせれば、すばらしい先生です。

机間指導をしている時に、
・あまり発表しない子が良いこと書いている時
・勉強が苦手な子が正解していたり、良いこと書いてある時
・授業の流れに沿ったことが書かれている時
は、意図的にその子に指名します。そうすると、喜んで発表し学習意欲がさらにたかまりますし、

先生見てくれてるんだと思い、信頼関係も高まり学習意欲も向上します。

 

しかし、
先生はよく、こんな間違えしそうだな、引っ掛けてみようかなと思って発問することがよくあります。そんな時に、間違えている子を意図的指名することがあります。
昔私もしたことありますが、ダメだったなと今になって思います。

教室は間違えるところだとよく言いますが、
傷つく子は友達や先生がどれだけフォローしたところで、傷口に塩を塗られているだけです。

できれば正解している児童を指名し、間違いは先生が『こんな間違いがよくあるよ』や『こうやって引っかけようと思ったんだけどなー』って言うと、正解した子はうれしいし、間違えた子も私それだーってなって喜ぶ子も出てきます。

このことから間違えてる子をあえて指名することは止めたほうが良いと思います。

4.順番指名

問題の答え合わせや音読を速やかに行う時に使うと便利です。特に先生がいないときに、子ども達だけでやる時には良く使いました。

挙手を増やす方法

1.簡単な問題を出し、全員に手を挙げさせる。
難しい発問以外は2/3か半分が挙手しないと当てないようにする。

2.グループで挙手の回数を競う。
結構楽しく取り組むことができます。グループ全員が発表できたら+2ポイントのようなルールを入れると、みんなが平等に発表できます。

あまりやりたくないですが
3.挙手を数えて、成績に入れているフリをする。

まとめ

このように指名にはいろいろな種類がありそれぞれに良さがあります。

自由発言が一番という訳でわなく、場面によって使い分けることが大切だと思います。

 

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